無定見な「議員定数削減」に反対する

先ずは「消費税増税」に反対する。
ここにマスコミ、及び民主党周辺の得意とする論法を添えておこう。

 自民党の増税は綺麗な増税、
 民主党の増税は汚い増税

である。前回の参議院選挙において、自民党も消費増税を掲げて戦った。しかし、それは麻生内閣の時に定めた「景気回復を前提に」という常識的判断を加えたものであった。最大の問題はデフレ解消である。安易な消費税率のアップは、却って税収を減らす。「橋本内閣の誤りを今こそ反省して、同じ轍を踏まぬようにすべきである」、こう繰り返していたのは、麻生太郎であった。「日本経済全治三年」と説き続けたことは、まさに景気回復こそが全てを決する、徹底した景気刺激策を打ち、その上に立っての税収の議論であらねばならぬとの主張であった。

その一方で民主党である。「四年間は消費税を上げない、その議論さえしない」と代表鳩山は絶叫していた。それが今や「不退転の決意で増税する」に変わった。多くの人は、この問題の主犯たる総理と財務大臣を「財務省の操り人形である」と批判している。

操り人形などとはトンデモナイ。木偶人形と指人形である。とりわけ財務大臣は、財務省が手を汚すことを嫌ってしている手袋に過ぎない。手袋の指先に書かれた点と丸、それが「指人形」の実態である。

状況が変わっただの、震災があっただの、勝手な言い訳は数々撒き散らしているが、詫びの言葉は一言も聞いたことはない。今なお「マニフェスト」は正しかったと言い張り、それを指摘する自民党を「やり方がせこい」と誹謗している。この発言の主はかつて「麻生内閣はやるやると言ってやらない、やるやる詐欺だ!」と叫んで国会で暴れ回った。それでは「やらない」と言ったことを「やる」のは詐欺ではないのか。

以上をもって、綺麗な増税と汚い増税の区分を終える。
ここで主張したいのは、この後である。

               ★ ★ ★ ★ ★

消費税への反対論議は、デフレ問題を中心に論じられねばならない。単に増税を忌避するだけの話では、先に進まないのだ。払った税金が無駄になる、むしろそれが我々の首を絞めて、より不景気になることが大問題なのである。

しかしながら、ここで何故か「先にやるべきことがある」と叫ぶ人達が居て、それが「議員定数の削減・歳費の削減」だというのである。「先ず議員達が自分達の身を切ってからだ」というのである。

奇妙な論理である。国会議員が何人身を切って死のうと生きようと、消費税の問題には関係が無い。彼等が「浪費」している税金など、ここでの議論の主体にはならない。同列に論じるには、額が少なすぎるのである。主でないものを議論して、時間を取られていたのでは、さらに無駄が増すばかりではないか。

「狭い日本に多数の国会議員は要らない」という人も多い。

先ずその前提が怪しい。「本当に日本は狭い国なのか」ということである。確かに東西には狭い、しかし南北を見よ。支配海域を見よ、日本は世界有数の海洋国家である。「海の上に議員が必要か」と反論したい人も居るだろう。そう、必要なのである。

島嶼防衛は喫緊の課題である。

議員定数を削減したところで、国土の面積は一定なのだから、議員一人当たりの管轄領域が増えるだけの話である。そして領域が増えれば、それに対応するだけの議員秘書が必要になる。従って、歳費も定数削減に比例して減らすわけにはいかない。何しろ国土は一定なのであるから、目配りをしようと思えば、それだけの費用が嵩むのである。

さらに、その「議員定数を減らして誰が一番喜ぶか」を考えて頂きたい。それは外国勢力である。スパイを潜入させ、この国を裏から牛耳ろうとする連中である。簡単な話ではないか。五百人を買収するよりは、百人の方が安上がりである。同じ金額なら一人当たり五倍出せる。ハニトラ要員も五倍の密度で供給出来る。籠絡は時間の問題である。

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そしてそして、何より問題なのは、今居る「ダメな議員」を選んだのは、何を隠そう我々ダメな国民であって、誰を恨むも、誰を批判する権利も無い、まさに我々自身の問題であるということである。

従って、五百人のダメ議員を選んだ有権者なら、それが百人になってもダメな連中を選ぶに決まっている。現状がまさにそうではないか。経験が豊富で見識も高く、実務能力も実証されている議員を落選させて、得体の知れない、昨日まで何をやっていたのか、関係者ですら詳しいことは分からないという人間を当選させた。

志も無ければ、能力も無い、恥さえ知らない人間を選んだ有権者が、定数が削減されるや否や、議員を見識と能力で選ぶとでもいうのか。誠に削減されるべきは、こうした不見識な投票行動を取った有権者の方ではないか。

今日も今日とてマスコミは、「先ずは身を切れ、定数の削減、歳費の削減が先だ」とする意見のみを採り上げる。そんな馬鹿話よりは、有権者の意識の改善の方がよほど喫緊の課題である。有権者の覚醒無くして、選挙制度を幾ら弄ったところで、日本がよくなる筈はないのだ。議員が少なくなればなるほど、その権限は増し、買収の危険性も増す。その結果、「買収の効果」は劇的に増大するのである。またしても日本人自らが、「日本の安全装置」を破壊しようとしているのである。

馬鹿でダメな議員にも使い道はあるのだ。彼等は見事に自白する。自己紹介が得意である。買収されたことも、籠絡されたことも、裏金の流れも、受けた接待の内容も、如何にも自慢げに話してくれる。彼等の御蔭で、敵の攻撃パターンが解析出来る。こんな用途もあるのである。ウロウロ、コソコソ動き回ってくれる御蔭で、こちらも対応出来るのである。馬鹿な売国議員だからこそ、この程度で収まっているのだ。利口な売国人間が議員になるかと思えば、ゾッとするではないか。

全ては我々国民が覚醒することに尽きる。この点を主張することなく、組織や仕組を弄ろう、それで何かを為そうとする全ての企てに反対する。目覚めるしかない、さもなければ削減されるのは我々の方だと覚悟すべきなのである。
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JIF-情報統括

Author:JIF-情報統括
すべての拉致被害者の
 生存と救出を祈って…

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